私にとって400㎞は未知の距離でしたので、完走できるか不安でした。なので、少しでも当日の負担を軽くしようと前泊することにした。
前日:
宿泊予定のAZ飯塚に自走で到着し、チェックインしようとすると、、、
予約されていない(汗
慌ててスマホで予約履歴を確認すると、
AZ田川という文字が(汗
幸いAZ飯塚に空室があったために予約を振り替えてもらい事なきを得た。
ひとつ面白いことに、エスフジさんという方も同日に同じ間違いをしていたらしく、受付で「さきほどチェックインされた自転車の方も、田川店を間違って予約されてたんですよ」と聞いて、なんか気持ちがほっこりした。
後、このホテルは自転車を部屋まで乗り入れ可で助かった。また利用しよう。
当日覚えていること時系列に:
今日はブリーフィングがスタート15分前とホームページにあったので、ゆっくりと7時半過ぎに嘉麻スポーツプラザに到着した。
が、すでにブリーフィングが終了している様子・・・。
周りに何か大事なことがあったか確認するも、コース設計者の会長が試走していないそうで、とにかく時間内にゴールしましょうというだけだったらしい。(安心
スタート前からモグモグしていたら、撮られてしまった図。
サンドイッチが食べ終わった頃に、スタートし始めていたので中団後方からゆっくりとスタート。
長丁場なので、スピードは出さずに心拍140ぐらいで、まずは英彦山をクリア!
下り始めると、後ろから他のランドヌールさん達にガンガン抜かれていく。
みんな速いなぁ~。
私はびびりなのでブラインドコーナとかで、ちょっとでも車が見えると思わずブレーキを強く踏む傾向があり、下りは鈍足です。
その後は、耶馬渓のアップダウンをこなしながら、PC-1到着。
途中の景色は良かったが、眺めていると転びそうなぐらい傾斜がきつかった。。。
長者原へ向かう九酔渓の滝街道では滝を眺めたかったが、
眺めているとやっぱり転びそうなぐらい傾斜がきつい。。。
ルートラボの傾斜数値ではそこまでなかった気がしたが。
長者原通過後の長い下りは、途中対面通行ができないぐらい幅員が狭いところをダンプが3台つらなって登って来ていたりとちょっと怖かった。
でも、気持ちよく由布の町まで1000Mを下りました。(せっかく上ったのに)
日も傾きだしたPC-2で、小休憩していると会話が聞こえてくる。
「もう、めちゃくちゃ登らされて足を使ったのに、まだ160㎞しか進んでないよ~」
あ~考えないようにしてたのに!
まだ、半分も終わっていないという事実に心が折れそうになる。
でも、行ったら帰るしかない。
というわけで、やまなみハイウェイに向かってリスタートする。
しかし、リスタート後3分もしないで車に曳かれそうになる。。。
交差点でこちらが優先道だったが、見落とされたのか激突コースで横断される。
自転車で曳かれそうになったのは、これが初めてかも。
かなりあせった。
人通りの少ない道路は、左右を確認しないドライバーもいるので、徐行するなり自分の方でももう少し気を付けるようにしよう。
そんなこともあったが、えっちらほっちら登りながら、日が暮れたらナイトライド装備(新兵器ヘルメットライト)をして、寒くなって来たら着替えて、やまなみハイウェイ到着&200㎞越えで折り返した!
満天の星空(激寒い)と、キツネとの出会いを独り占めし、PC-3までの下りを楽しむ。
(途中が火山灰か何かが目に入り、5分ほど目が痛くて立往生)
PC-3では、応援に来てくださった方の毛布にお尻を乗っけながら(ありがとうございます)、温かいそばを食す。横では、てれすけさんという方が爆睡を始める。私にも眠い眠い病がやってくるのか。
PC-4へ向けて、何もない平坦な道をひたすらに回す。
途中のバイパスで、なんか車がずっと私の後ろをトロトロ走っているが、なんだろう怖いなぁと思っていたら、追い抜かれざまに確認したらパトカーでした。で、またしばらく走っていると、再びパトカーに抜かれる。マークされているのか(怖
その後、前を行くランドヌールさんに追いつくが、なんかすごいフラフラしている。。。
これが眠い眠い病を発病した人の走りなのか、、、。
PC-4到着!
応援に来てくださった方としばし歓談し、リスタートする。
(薄着で応援に来ていた方は、風邪ひいてないだろうか)
この後は、体が冷えてしまったのか15分置きぐらいに尿意が表れて、コンビニストップ連発で全然進まない。
加えて酷使した胃が悲鳴を上げ始めて若干吐き気が出てきた。そのため、米の峠前のコンビニで30分ほど瞑想し、体調が戻るのを待つ。
その間に、ベテランランドヌールさんから「夜が明けてから走ると元気になる」とアドバイスを受けるも、今日の所は早くゴールしてゴールでゆっくりしたかったのでリスタートする。
峠を登りきったところで夜が明けたが、確かに元気になるのを実感。
そして、23時間20分でゴール!
総評:BRM200㎞,300㎞は今までのロングライドの延長線上のような感じだったが、400㎞は全然違った。回しても回してもゴールが見えず、体力はあっても精神的に挫けそうになる。そんな中で、自分の前後に誰かが走っていると思うと頑張れた。
謝辞:今回も写真撮影してくださった方ありがとうございます。吐き気を催すような辛い走りが、楽しい思い出になり、来年SR目指して頑張れそうです。
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