2017年5月24日水曜日

2017年BRM520嘉麻300km 牧ノ戸Classic

獲得標高4300mのブルベから帰還して、三日ほど経ちました。
ようやく足の疲労感を感がなくなってきましたよ。

さて、牧ノ戸Classicの思い出を書き残していきます。
今回は途中で体調を崩したのですが、その辺も分析できたらいいな。

<起床>
当日の朝は、「車におかまを掘る」悪夢から目が覚めました。
悪夢で良かった。。。
起床は4時半で、ホテルAZ飯塚からスタート地点へ向かいます。

スタート地点では、SさんとNさんと少し談笑しました。
そうそう、リーバスことSさんにはセブンイレブンのクジで当たった液キャベの無料引換券をあげましたよw

<ブリーフィング>
ショートカット防止のクイズポイントが当日追加されました。
これ↓
で、先に答えの写真を載せます。良く見比べて見てください。
指定された207.2km地点の写真がこれ↓


看板付け変わってるやないかwww
12号の看板と速度注意の標識や、周辺の木の感じを見る限り、ここで間違いないです。今までで一番ひどいクイズポイントでした。

<スタート>

マイペースで、英彦山へ向かいます。
本日の調子を確かめながら走っていると、Nさんが声をかけて前に出てくれました。

Nさん「クロスさん、後ろ10人以上の隊列になってる」

まじか?と後ろを振り向くと10人以上並んでましたw
とりあえずNさんに引いてもらって隊列を少し分断してもらいました。
以前の平尾猫ブルベでは、平坦でもNさんについて行くのが辛かったけど、今回は大丈夫でした。
途中からKousukeさんを捕まえて6人ほどで英彦山へ入っていきました。


楽しくお喋りしながら登っていきます。
実はちょっとだけ私はオーバーペース気味w
KousukeさんやNさんは、私より何時間も早くゴールできる人たち!
この時は楽しいし、いいやと気にしませんでした。(足がなくなってから後悔w)
先頭のKousukeさんの荷物の量が300kmには不釣り合いなほど多い。。。中身について聞くと、PC-3とPC-4間が長いから時間に余裕ができそうなので、寄り道用の道具とか。

この山岳ブルベで寄り道とか、言っている意味が分からないw

そんな人たちと楽しく英彦山をクリアー!

楽しいダウンヒルだったが、途中でランドクルーザーがコーナーの出会い頭で現れたりとちょっとだけ肝が冷えた。。。


PC-1 67km地点へ09:08到着 リードタイム1時間強

いつものように、ヨーグルトとプリンを食べます。
今年何個目のプリンか?
年末に何個食べたか数えてみるか。


<安心院へ向けてリスタート!>
また、何人かのパックで走り始めたけど、耶馬渓ダムの入口では私は一人旅へ。
これ以上無理なペースはヤバい。

えっちらほっちら、登りが辛い。
そういえば、去年の1月の300kmでは夜間に逆方向から進んでいたな。
途中に工事中のトンネルを通過したが、工事現場の鉄板の隙間に前輪を落として落車した人がいた。本当にお気の毒でした。悔しいだろうな。

何事もなく、PC-2へ到着!
やっぱりヨーグルトとプリンを補給w
食べるものを考えなくていいのが楽です。

Sさんと少し談笑。前菜(英彦山)が終わったけど、これから魚とお肉のメインが待ってるぜと話をしました。まだまだ元気そう。


<大分のモルティローロへ>
PC-3へ向けて、たった25kmの区間を再スタート
かなりの登りはあるけど、25kmなら楽勝だろうと思ってた。
本気でねw

昔、嫁さんと走った道。懐かしい。楽勝!

が、K216に曲がったあたりからおかしい。。。
斜度10%がずっと続くし、日差しが痛い。暑い。

美しい新緑の激坂。。。嬉しくない。水が尽きる。

水もなくなり、まだ登りも残っており、あまりの暑さに身の危険を感じた。
それでも進むしかなく、日陰を縫うようになんとか進む。
自動販売機の登場を願いながら進むこと、数十分。

DyDo様登場!!

冷水をかぶり、水をがぶ飲みし復活!

由布岳を楽しむ余裕が生まれる。

そして、PC-3湯布院に到着! 134km地点 13:21分着
リードタイムは1時間半ほどでした。
ここでは、次のPCまで100km以上あるので、がっつりと補給と休憩をすると決めてました。
ヨーグルト、プリン、ゼリー、揚げチキンを補給し、塩分補給用に干し梅も購入しました。すると、コンビニのくじでキレートレモン(500ml)が当たったため、がぶ飲み!
そして、暑さ対策で置き水をかぶってリスタートしました。

しかし、この時は何事もなくリスタートしたのでしたが、この後どんどん調子を落としていきました。このPC-3での行動で良くなかったことがあったのかな?


<牧ノ戸峠へ>
水分峠を難なく通過。
口の中が乾いた感じだったが、まだまだ不調というほどでもない。

長者原へのアップダウンで、Sさんが追いついてきました。Sさんは今回は負荷を上げ過ぎないようにして、いつも落としてしまう胃腸の調子を気遣っている様子。元気そう。
一方の私は、結構調子が悪い。。。エネルギー切れなのかと、補給食を取ってみるが中々飲みこめない。あげく咳き込む。

でも、途中で狸は発見www

なので、たいして深刻ではなかったのかも。
写真を撮る余裕もあったし↓
前方にランドヌール二人

そして、長者原到着。牧ノ戸への最後の登りは斜度が上がるので、ここで小休憩。
この辺りから心拍が130以上上がらない状態で、一番軽いギアでトロトロと峠へと登っていきました。

なんとか、牧ノ戸峠へ到着!
自走では初めてきたよー!
そして標識の裏に、、、、見覚えのあるバイクが。

遥か先に行ったはずのKousukeさんのマウンテンバイクが!
ビンディングシューズが取り付けられたまま放置されています。
何でこんなことになっているか理解できないまま写真だけ撮りましたw
(ゴールして分かったのですが、英彦山で見たリュックの中身は、登山用の靴だったようです。今回のブルベで一番の変態でしたね。)

写真も撮ったので再スタートしようと走り出すが、なぜか寒気がする。
なんでなんで?
湯布院ではあんなに暑かったのに、おかしいぞ。調子悪いと思っていたけど、風邪でも引いたのか(汗
落ち着いて、サイコンの温度表示を見ると19℃でした。さすが、標高1330mです。寒いわけだ。これはいけないと、ウィンドブレーカーを着込み下ることにしました。


<一番きつかった阿蘇外輪山>
やまなみ牧場まで下ると、登り基調の外輪山をトロトロと進みます。
登りでウィンドブレーカーは暑いのでお腹に入れました。というのも調子は悪くなる一方で、お腹だけでも温めようと思いお腹に入れた。これは、暑すぎずいい感じに体温が保てて結構いい感じでしたね。

やまなみハイウェイを終えて、ミルクロードへ。
このミルクロード区間が体調不良のピークでした。大した登りでもないのに何度も足をついたり、補給食の小さな餡パイを何分もかけてモソモソと何とかお腹に入れたりしました。電車の駅があったらDNFしてたと思う。。。

何とか阿蘇の外輪山を終える交差点に到着!
クイズポイントが見つからなかった時のため写真を撮る。
ついでに、ダメもとで塩分補給の干し梅を食べてみる。ただし、水は切れてた(涙)

クイズポイントを通過、下り開始!

<復活の兆し、日田への下り>
水も尽きたので、自動販売機を探しながら下る。途中でS松さんがウィンドブレーカーを着ているのをパスした先で、自動販売機発見!
しかも、スコールが飲みたいと思っていたらスコールが売っている♪ 固形物が取りにくい時の強い味方で、500ml一本で250kcalもある乳酸菌飲料です。干し梅と共に、補給した。なんとなく元気が出てきた感じがする!

暗くなったのでライト全開で、下る!
前回の400kmから前照灯を強力な2灯に変更したので、ヘルメットライトと合わせて遠くまで良く見える。ちょっと楽しい。

そして、道脇に蠢く者が、、、目が合う。

狸だw

私のヘルメットライトに照らされて、慌てて谷へ逃げていきました。
この後、K籐さんが動物とぶつかって落車したと聞いて、狸で喜んでいる場合ではなかったと、ちょっと肝を冷やしました。谷側じゃなくて、道路側に驚いて飛び出して来たら危なかったわ。

日田市街に来ると、花火大会をしてました。
ちょっと得した気分でPC-4へ到着!
249km地点に20:43着で、リードタイムは2時間弱でした。

そして、PC-4には、、、屍ぎみのSさんがいて吃驚。。。
実は調子落としたSさんを見るのは初めてでした。少し話すのも辛そうで、かける言葉が見つからず。リバースをネタにしてるけど、走っているときは必至なんだなと実感。

できることもないので、私は補給へ。

私の方は、いつの間にか元気になっていて、このPCでは飲むヨーグルト、プリン、ゼリー、チキン棒をモリモリ食べられました。積極的な塩分補給が良かったのか?体を温めたのが良かったのか?とりあえず完全復活してました。

<デザート嘉麻峠へ>
しっかり補給をして再スタート!
しかし、花火でちょっと得したと思っていたら、花火大会が終わって帰宅の車が多い(涙

今度はちょっと損した気分でしたね。

今回のブルベでは貴重な平坦区間を快走し、嘉麻峠へアプローチ開始。
嘉麻峠は4~6%程度の坂なのだが、補給ができたせいか楽勝!!!
ピーク付近で蛇行気味のSさんを吸収して、デザートの嘉麻峠を平らげた。

嘉麻峠を下りきると、Sさんも余裕ができたのか少し話ができるようになってて、一安心。

そして、所要17:48でゴール!
目標タイムは終電に間に合う16時間台だったので足りませんでしたね。ちょっと無理かなと思っていたので、しょうがないです。

その後は、1時間ほどジョイフルで休憩して、終電に間に合わなかった罰ゲーム「真ラスボス 米の峠」を、独りで寂しく登り帰宅しました。動物がガザガザと草むらを蠢いていたりと、米の峠は怖かった。

無事帰宅