2019年5月8日水曜日

SR600紀伊山地(前編)雨降って地固まる。

さて、今年の最大の目標SR600紀伊山地のレポートです。
このチャレンジ次第で来年以降の自分のブルベがどうなって行くかを決める大切なチャレンジでした。

スタートは5/3の7:00を設定しました。
5/2朝までは気負い過ぎてか、なんとなく体の不調を感じてた。去年の1000kmの前も寝つきが悪かったり微熱があったりと、チキンハートです!
そんなだったが前泊のホテルに到着して、スタート地点を確認したり、夕飯を楽しんだりしていると、覚悟が決まって来て調子が上向いた。

(初めてりんくうタウンへ行く方は、スタート地点の確認は重要です。泉佐野周辺は区画整理がうまく行っていないのか行き止まり、案内標識の不備、見通しの悪さ等が重なって迷路のようになっています)

前泊は泉佐野駅付近の美松荘ってところをとった。
ホテルというより民宿的な何かだったけど、GWに関わらず一泊4100円と激安でバイクも一階のロビーに止めさせてくれるとあって助かった。
隣の部屋の音とか色々するけど、耳栓常備の私には問題なし!

ちなみに博多からの移動は新幹線→くろしお(日根野)でした。

<当日朝>
朝は6時間以上しっかり睡眠がとれて快調と行って良い状態!
荷物を泉佐野駅のコインロッカーに入れてスタート地点へ。

スタートまで時間があるので、天気のチェック。

天気予報は3日間晴天
お天気男は違います!

その後は、相棒のチェック
いつもノートラブルの頼もしい奴

<Day1の装備>
ボトル二本:カロリー摂取用と水
モバイルバッテリー:10000mhA+6700mhA
コマ図:SR600紀伊山地公式にあったやつを縦ロール式に加工したやつ。なれないコマ図だったので最初は戸惑ったけど、慣れると丁寧に作られたコマ図なのでとても分かりやすかった。本当にありがたい。
充電器,レインコート上のみ,シューカバー,デジカメ, ミニフロアポンプ, 耳栓
工具一式, 予備タイヤ, 予備チューブ*2, 予備スポーク
粉飴200g


<スタート~PC2葛城山>
時間が来たのでドリンク一本を購入し、レシートをゲット。
粉飴混ぜて、ドキドキのスタートへ。

朝の清々しい泉佐野市を抜けていきます。
この山脈を越えて紀伊山地へ

スタート10kmでいきなりの1級山岳アタック開始!

【葛城山のざっくりデータ】 
標高差700m(標高約850m)
平均斜度7.5%(山頂付近の平坦除く)

前半は緩めで途中から斜度10%を越えて、コンクリ坂が現れはじめる。
でも、脚が元気な上に道も悪くないので10%近くても軽快に登れる。
木々が生い茂っていて日光も当たらないので涼しかった。

14.9%の標識があった(汗

でも、もっとひどいのはコンクリートでつづら折っているところだったw

PC-2:23.6km地点 08:54(予定9:20)
気分よく登坂完了!

<PC-2からPC-3>
下りは事前情報ではなかなかの厳しい下りとか。

どんなところだろう?

最初は軽快に下れるが、天空の村って看板が見えた後からヤバイ!

レバー握っている手が痛い
コンクリート舗装独特のがたがた道
対面通行が難しい道でたまに対向車もやって来る

ここをGW前半の雨の日に走った人が本当に気の毒だなと思いつつ何とか下りきる。
油圧ディスクがちょっとだけほしくなったw
(このSR600通して厳しい下りはこれぐらい。他は晴れて際いれば心配するようなものはなかったと思う)

下り切ったら川沿いを走って一呼吸だが、
本当に小休止ですぐPC-3への登りが、、、

【丹生都比売神社登坂ざっくりデータ】
標高差440m,平均斜度7%

前半は高野山へ向かう道と一緒なので交通量はかなり多い。
GWにスタートしたのだからしょうがないと諦める。
しばらく進んで、左折すると交通量が減る代わりに10%程度の勾配へ。
まだまだ脚は元気なので、なんなく登れる。
トンネルを抜けると山の中腹の開けた土地へ。
なかなかの眺望だった。

PC-3 48.5km地点 10:22(予定11:00)

<PC-3からPC-5へ>
ささっと参拝して山を下り始める。
しかし、下りの途中で前方が靄っている。
なんだなんだと思っていると、ラジコンヘリで道に溢れるほど農薬蒔いてた(怒

まともに突っ込む。。。

とりあえず下りきった所で水を使ってボトルやら、顔やらを気休めに洗うことに。

ここから先は40kmほどの平坦路へ。
道の駅くどやまのカフェで一休み。時間は11時前でお昼にはちょっと早いけど、今はGWなので空いているうちに食べることにする。ここのカフェはパン屋なのですぐに食べられるし、アイスティーがおいしかった。おススメだ!
柿パン

腹を満たして、若干の向かい風の中を進む。
せいぜい1メートル程度だろう。

PC-4 78.7km地点 12:10(予定12:10)

この先もしばらく平坦路、道は狭かったりするが走りやすかった。
他にも多数サイクリストがいた。

吉野山の登りへ。
獲得は240m程度だが、斜度は10%前後で疲れてきた脚には少し辛い。
気温も高くなってきたので水をかけながらジワジワと登る。

山頂付近は観光客が多く、まっすぐ進めないぐらい。それでも桜の季節が終わったので、お店の人が言うにはお客さんは減ったそうな。桜の季節は自転車も通行禁止とか。

そんな会話をしながら、桜餅ソフトと葛切を頂く。

うまい!

PC-5 99.4km地点 13:44(予定14:20)

<PC-5からPC-8へ>
PC-5からの下りは軽快に飛ばせる。
暑さが吹き飛ぶ♪

下りの途中で鉄道、、、つい撮ってしまったw

下りきって国道169号へ。
ここから先は30kmほどを掛けて500mほどの登り。
川沿いをゆるゆると登ります。
風景はいよいよ山地っぽい!

 大滝ダム!

 GW中だけ暫定開放のトンネル
修復中らしく普段は15分交互通行の迂回路を通る。

ピーク付近のループ橋(ほとんどトンネルでループ)

紀伊山地の道はトンネルだらけ。(翌日もトンネルが多かった)
トンネルが開通する前は、大変なルートだったんだろうなと思いつつ進む。

いよいよループを越えて長いトンネルを抜けると、そこはピーク!

やった!
本日の登りほとんど終了♪

後は下るだけだぜ



あれっ地面湿ってない??

雨降った後か?

しばらく下ると、雨雲の中へ。。。(冷


うおーい、誰だよシャーマンは!?


とりあえず道の駅上北山へ避難

さっきまで暑かったのに寒い。。レインコートを着込む。
柿の葉寿司を食べながら(とてもおいしい)、
スマホで雨雲の状況を調べると、真っ赤なやばい雨雲がこの先を通る予報だ。

止まってやり過ごすか?
ダッシュで一気に抜けるか?

あ~あ、愚痴をこぼす仲間もいない(寂
最悪酷い雨に会っても今日はホテル泊なので、リカバリー可能だ。
というわけでダッシュ!

きなりの郷を抜けたあたりから徐々に空が明るく
もう少しだ、もう少しだ、、、

くっそ止まない!
前後の空は明るいのに!

でも、体が冷えたおかげで脚に力が入るw
雨のおかげでコンディションが上向いてるぞ。
多少のアップダウンはなんのその。

雨と格闘していたら七色ダム着
雨も上がった♪
PC-6 188.4km地点 18:20(予定19:10)

この調子で行けば丸山千枚田も見える時間に着くかも

頑張って頑張って!
諦めるな、まだ風景が見えるぞ!

 そして、ギリギリ見えた丸山千枚田
心の目でなく肉眼で見れて良かった。

PC-7 207.4km地点 19:25(予定20:15)

後は本日の宿へ向かうだけ。
急に気が抜けてホテルまでの30km弱が凄く長く感じる。
知らない土地でボッチナイトライドがちょっと怖いのかも。
バッテリに余裕があるので、無駄にライト明るくしてみたりしたw

PC-8で本日の営業本当に終了
231.5km地点 20:40(予定21:45)

熊野ラーメンなるものを食べてホテルへ。

<走行距離・時間>
233kmを14時間でした。(16.6km/hぐらいで十分なペース)
獲得標高は4000m強か。

<Day1:グランホテル情報>
自転車は部屋に入れられる(ただし、車体は綺麗にすること:雑巾貸出有)
ランドリーは無料(ただし、夜も朝も誰か使ってた)
1時間ほど予定より早く着いたので、思わずTV見ながら寛いでしまったw
凄い自転車旅してる気分で楽しかった~。

しかし、いざ寝ようと思って布団に入ると、外でバイクの空ぶかしの音が、、、。
この音、朝まで続いてたようです。
幸い私には耳栓があったんで何事もなく寝れました♪

次回は中編を予定しています。

2 件のコメント:

k-co さんのコメント...

う~、すごい!!
読んでてワクワクが止まりません。
続き楽しみにしてます!(≧▽≦)

クロス@ANCHOR乗り さんのコメント...

k-coさん

ブルベでもなく単騎で300km走って帰ってくるのも凄いと思いますw
楽しんで頂けているようでよかったです。
もうちょっとお付き合いくださいね。